※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。
31話
ラッパデュエット大会の会場に出向いた遊我たちですがそこはゴーハ6小学校の旧校舎で、6小の元生徒会長・ジャンゴを中心に密かに闇のラッシュデュエルの大会が開かれていました。
ジャンゴは遊我の存在に気づくと、ラッシュデュエルの発案者である遊我に対戦を申し込みます。
遊我は承諾しますが楽器の練習が無駄になったルークは納得いかず、首を突っ込んでジャンゴとのラッシュデュエルが決まりました。
このジャンゴが強烈なキャラクターで重騎デュエルクラブにデュエルで負けてカードを奪われて以降、定期的にドローをしないと大変なことになるドロー中毒になり、ラッシュデュエル中もルークのデッキからもドローしたいと頼み込んだりもします。
ラッシュデュエルに興味を持ったのも、5枚までなら何回でもドローできることに癒しを感じたからでした。
ラッシュデュエル中でもドロー中毒の発作を起こして急に歌いだす重症っぷりですが、落ち着いているときは冷静な言動になるのでそのギャップもありインパクトが強いです。
ラッシュデュエルのの結果はルークの勝利に終わり、これからみんなでラッシュデュエルをしようというところで重機による邪魔が入り、重騎デュエルクラブの存在を匂わせたところで終わりました。
舞台がゴーハ6小の旧校舎なので、それまでの話とのつながりが薄くなりそうかというとそうはならず、ジャンゴがラッシュデュエルの存在をゴーハ7小の新聞で知った描写があります。
同時期に登場した麵三郎に比べて出番の少ない新聞部ですが、ラッシュデュエル普及のきっかけとして今後も出てくるかもしれません。
またゴーハ6小についてデュエルの強さが重要になるという描写がありました。
遊戯王セブンスのタイトルの由来について、遊戯王のアニメシリーズとして7作目だからセブンスなのではないかという説があります。
そういった意味では6という単語はラッシュデュエルという今までにないものを導入し、それを広めることを主人公の目的にした遊戯王セブンスにとって、デュエルの強さが重要という過去の遊戯王でよくありそうなゴーハ6小の設定は、超えたい過去作の象徴のようなものなのかもしれません。
32話
ゴーハ6小の旧校舎がアサナ率いる重騎デュエルクラブに壊され、ラッシュデュエルに参加していたゴーハ6小の生徒が連行されるところから始まる32話。
アサナと再会した遊我はラッシュデュエルを否定する理由を聞くと、アサナは「重機もデュエルもオリジナルこどが最も美しい」と言い切り、ラッシュデュエルを認めようとしません。
遊我はそんなアサナに対し、今ここでラッシュデュエルすることを持ちかけます。
するとジャンゴが「6小ではどんな条件のデュエルでも挑まれたら受けて立たなくちゃいけない」と話に乗っかることで遊我対アサナのラッシュデュエルが始まりました。
アサナというキャラクター
ロアやネイルの次の敵としてオープニングにも登場したアサナ。
『重騎愛ずる姫君』という虫愛ずる姫君のパロディなタイトルが表すように、自分が運転するR6の声を聴くために周囲を静かにさせ、人間の言葉を話すドローンに嫌悪感を示しつつ重機の尊さについて顔を赤くして語るやべーやつです。
ロアやネイルに比べ遊我に友好的で、ラッシュデュエル中にラッシュデュエルの楽しさを理解するというチョロさも見せるアサナですが、様々な設定や伏線も匂わせました。
アサナは代々ゴーハ市の建設を支えてきたムツバ重機の令嬢で、このムツバ重機のロゴとゴーハの社のロゴは似たデザインをしています。
アサナの回想でムツバとゴーハの創設者は仲が良く合えばいつもデュエルをしていたたしいという話や、ムツバ式移動デュエル装置という単語も出てきました。
ムツバを六つ葉とすると、ゴーハは五と葉を組み合わせたものが由来なのかもしれません。
ラッシュデュエル前の言動や重要そうな回想以外にもアサナに見せ場はあります。
ルークがラッパデュエット大会のことを知るきっかけになった鳩が、実は重騎デュエルクラブの仕込みであることにルークが気づいたと同時に、アサナはマキシマム召喚を使いました。
これには遊我も驚き、ラッシュデュエルはアサナの勝利で終わります。
遊我はラッシュデュエルの前に自分が勝ったら、6小でのラッシュデュエルを認めることをアサナに求めました。
対してアサナは勝利後遊我たちに6小へ転校することを求めます。
- アサナはどんな経緯でマキシマム召喚のカードを手に入れたのか?
- 遊我たちを転校させる目的は何か?
こういった謎を残しつつ、ゴーハ社の社長はドローンのマスクを被った者がなるという事実と、ミミがそれを被り社長になるというエピソードを終盤さらっと入ります。
ルークの姉である大華がラッパデュエット大会のチラシを見た際に何かに気づいたような描写で、遊我もラッシュデュエルの大会の偽装であることに感づいていたようなので、そのあたりについては今後明らかになるのかもしれません。
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