※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。
ロアの目的
遊我を反則負けに追い込んだロアでしたが、10年前遊我にセブンスロード・マジシャンを渡したホログラムの男・オーティスがステージの現れ状況は変わります。
オーティスは自分がゴーハ社の社員であることを明かし、セブンスロード・マジシャンは不正カードではないと断言。
その上でロアがセブンスロード・マジシャンのデータを閲覧できないよう細工したと指摘しました。
ロアはオーティスが現れることを知っていたようで、動揺することなく10年前自分ではなく遊我にセブンスロード・マジシャンを渡したことに文句を言います。
遊我がセブンスロード・マジシャンを手に入れたのは10年前、とあるデュエル大会の会場でオーティスに渡されました。そのとき同じ場所にロアもいたのです。
ロアは自分ではなく遊我がカードを受け取ったことが不満で、自分なりに世界を変えようとバンドを始めたことも明らかになりました。
王の器
ロアの言動は一見かっこよく見えますが、やっていることはただの逆恨みです。裏工作もばれましたが遊我は怒ることなく、それどころかラッシュデュエルを続けたいと言いました。
その言動はロアとはかけ離れたものでミミも思わず感心します。
ラッシュデュエルの結果は終わりますが、その内容はロアが遊我にセブンスロード・マジシャンを引かせるためカードを墓地に遅らせ続けたことが敗因でした。
そのため最初から勝つために戦っていたらどうなっていたのか分からないという形になっています。
その遊我に劇中で唯一勝利したルークですが、オーティスにはスルーされ『デュエルの王になる男』という言葉がむなしく響きました。
王にこだわるロアやルークと、王という概念へのこだわりの薄い遊我との格の差が出た回ともいえます。
ラッシュデュエルが強いだけではデュエルの王にはなれません。それもあってかオーティスと話す遊我を意味深な表情で見つめていました。
ゲストキャラ総出演
前話では登場しなかった新聞部、ヨシオ、デュエル恐竜研究クラブが登場。クラブはオーティスの出現を予測、ヨシオは新聞部をステージまで運び新聞部はオーティスがゴーハの社員であることを発表します。
13話は1クールの締めにあたる回ですが、それにふさわしい内容でした。とはいえ残った謎もあります。
オーティスの正体はゴーハの社員であることしか判明してませんし、遊我がセブンスロード・マジシャン以外の魔法使い族のカードをどこで手に入れたかも分かりません。
遊我に限定すれば王の器にふさわしいともいえる遊我の底知れなさが強まった回でもあります。
オーティスの名前も某所で『オーティス→otes→seto→瀬戸』という説を見たので、正体意外にも秘密があるかもしれません。これからどうなるかが楽しみです。
カレー作りの裏側で
14話は息抜き回のようなもので、ルークとの仲直りのために料理のできないロミンがカレー作りに挑戦する回です。
学人たちの協力の元でカレーに挑戦するロミンに尺が割かれていますが、今後の伏線になりそうなことも描写されました。
それはカイゾーの様子で、自転車に改造されたカイゾーは外を出歩いているときに別のドローンから警告されます。
それは違法改造ドローンという真っ当なもので、ドローンたちに通行を止められデュエルで決着をつけることを提案します。
カイゾーはドローンがそれを受けたことに驚きつつもデュエルを始めますが、その決着ははっきりしないままドローンたちは去っていきます。
途中から覗いていた遊我もデュエル後カイゾーに話しかけますが、カイゾーが反応するまで若干の間がありました。
遊我に気づいたカイゾーはそれまでと変わらない様子ですが、ロミンのことを「ロミンちゃん」ではなく「ロミンたん」と呼ぶようになります。
そのことに気づいたのかそれともカイゾーの変化を別のことで気づいたのかは描写されませんが、遊我はカイゾーの言動に疑問の目を持ちました。
カイゾー関連の描写はここから進展がないので、次回以降に期待ですね。
遊我は一件興味のあることにしか関心を持たなそうですが、実は周りをよく見ているキャラクターです。
14話はそれが顕著で、ルークが食いしん坊であることに気づきカレーを提案したのも遊我で、ロミンがカレー作りに挑戦しているロアの部屋にルークを誘い、ルークに踏み出せないロミンにの後押しをしていました。
遊我は自分が前面に出るときとそうでないときを見極めているということかもしれません。
ちなみにこの回のオチはロミンがカレーに余計なものを入れて、ロアの部屋を含むマンション全体にカレーをぶちまけるところで終わりました。
ロアは自分の部屋の惨状に「何じゃこれあ!」と叫ぶだけです。前話では散々裏工作をしていたので、それに対するペナルティのようなものです。
14話はラッシュデュエルをする場面が、カイゾーと他のドローンがデュエルしてるっぽい程度しかありません。
こういう話がやれてそれでも面白いのは『遊戯王セブンス』らしいといえます。
次回はこちら。