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『遊☆戯☆王SEVENS』11~12話を振り返る【裏切りスパイと盤外戦術】

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※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。

11話

ロアが持ちかけた3対3のラッシュデュエルの1回戦はルークの勝利で終わり、学人対ロミンが始まります。

ラッシュデュエルの前にロミンは、今までラッシュデュエルを調べるために遊我達に近づいたことをばらし、学人に「ぶちのめす」と宣言しました。

遊我はそれをいつのまにか察していて、ロアがロミンの弱みを握り言うことを聞かせていたこと指摘し、その上で遊我はロアにロミンを自由にするよう頼み、ロアもあっさり承諾します。

遊我はこのとき、弱みを握って言いなりにすることを「好きじゃない」と言うのですが、その遊我自身は5話で新聞部に対して廃刊をダシに脅していました。

弱みを握って脅すようなことは相手から先に仕掛けてきたとはいえ遊我自身もしているので、いい悪いではなく「好きじゃない」という言い方になったのだと思われます。

ロミンはそんな遊我の善意に引っ掛かり、ひどい思い出を多めに思い出しつつも、遊我にプレゼントされたデュエルギターを使いラッシュデュエルは始まります。

ルークは「裏切りスパイ」とロミンを一言で表現し、学人はロミンは本当は自分達と戦いたくないのだろうと勝手に解釈しますが、ラッシュデュエル中のロミンは空腹でそれどころではなく、学人の顔がラーメンに見えていました。

この回はロミンの変容が1番の見どころですが、他のキャラクターの出番も含めて濃度が濃いです。

学人は蒼月流という黒子にカードをドローさせる流派の跡取りですが、新蒼月流と名付けて自らの手でドローします。

かっこよさげな演出が入りますが、やっていることは普通に自分の手でカードを引くだけなので、黒子であるゴーハ第7小の副会長と書記はやることがなくなり、学人の応援団を始めます。

この流れから更に学人はロミンの心情を勝手にナレーションし、自分も無駄に濃い顔でロミンの立場に同情しますが、ロミンはその時デュエルギターがイカ焼きに見えていました。

出オチじゃなかった麺三郎

ロミンは空腹だと正気を失いラッシュデュエルの実力が上がるという秘密がありました。

そこでロアは策を思案。ドラムの平月太に楽屋の弁当やお菓子を食べさせロミンを空腹な状態でライブを始め、ラッシュデュエル中に麺三郎を招待。

麺三郎は屋台を引きながら笑顔で遊我に手を振ってステージに現れました。6話では名前とシルエットだけの登場だった巻寿司子と八木ニックも連れ、寿司子とニックはコラボした巻き寿司を会場で販売します。

ミミが麺三郎を見たときに「何なのこいつ」と言ったように、麺三郎達はライブ会場では色物ゲストでしかありません。ですがロミンは空腹を我慢中、ルークの食レポも含めて存在そのものが嫌がらせのようなものです。

正気を失ったロミンは目の色を変え言動も過激になり、一気に攻撃を仕掛け学人に勝利。勝利後も演奏を続けますが、ギターから飛び出たチョコバーを食べることでロミンは正気に戻りました。

チョコバーは前回でロミンが食べていたものなので、遊我はロミンが食いしん坊でチョコバーが好きなことを把握したうえでデュエルギターを設計したことが分かります。

そういった察しの良さのある遊我ですが、どんな秘密をロアに握られているかは把握できていないようで誘導尋問をかけ、「秘密なんだから教えるわけないでしょう」という発言を引き出します。

このやり取りの間、遊我はずっと笑顔でした。

必要になれば新聞部を廃刊で脅し、周囲の人物をよく見ていてるからロミンの隠し事にも気づく。小学生とは思えない主人公です。

この回はロアと遊我が3戦目に控えていることから、学人の負けが確定したような回でしたが、ラッシュデュエル以外に見せ場を多く用意することで消化試合感を薄れさせていました。

終始登場人物みんな真面目なのにそれがギャグになるシリアスな笑いにあふれ、麺三郎はルークや学人と同じ場所に立ち、寿司子とニックはうぐぐな顔をしたミミと同じVIP席で観戦しながら遊我対ロアが始まる所で終わります。

12話

遊我とロアのラッシュデュエルが始まりますが、その前の会話でロミンは遊我がロアに勝てないと言い切ります。そんなロミンの言葉を遊我は気にすることなくラッシュデュエルは始まりました。

このロアですが最初からキャラが濃く、「偉大なる俺様のターン」と言いながらカードをドローし、その後姿は何故か光ります。

ロアは堂々としていますが、ロア以外のメンバーが後ろからライト当てていただけ、そのうちロアの姿が大きく見えますがそれも看板にライトを当てていただけ。

ロミンはその様子を見慣れたものであるかのように受け入れ、逆にミミは毎回ツッコミを入れます。

ルークは大きさで遊我が負けていないことを証明するため遊我を肩車しようとしますが、遊我はロアのやることをこけおどしと言い切り優しく拒否しました。

遊我はロアの演出に動じず、それどころか勝ってラッシュデュエルをロアラッシュデュエルに改名しようとするロアに対し、改名に何の意味があるのか問いかけます。

そもそも遊我はラッシュデュエルの普及が目的で、ラッシュデュエルを自分だけのものにしようとはしていません。

ラッシュデュエルを利用しようとするロアに負けたところで、ラッシュデュエルができなくなるわけではなく、負けても遊我にデメリットはないのです。

この遊我の問いに対してロアは話をすり替えて誤魔化し、遊我にセブンスロード・マジシャンのカードをどこで手に入れたのか聞いてきました。

その上で遊我のセブンスロード・マジシャンが不正カードであると指摘します。

盤外戦術

不正カードの話を聞いたミミはゴーハの人間として仲介しますが、ゴーハ社にセブンスロード・マジシャンのデータはありません。

しかもライブ会場で指摘したことでSNSの炎上のように拡散し、ゴーハ社社長の介入まで起こり、遊我は不正カードとされるセブンスロード・マジシャンをドローした時点で負けることになります。

ルーク達は遊我以外のセブンスロード・マジシャンを持つ人物を探すことで、不正なカードではないことを証明しようとしますが見つかりません。

そんな状況で遊我がセブンスロード・マジシャンをドローしたところで今話は終わります。

12話では1クール目の締めくくりということもあり、前話と併せて今まで出てきた再登場しました。

麺三郎は前話から引き続きでしたが、他にも名前のない遊我のクラスメイトや、ミミの息子ヨシオも登場。

『セブンスロード・マジシャンは不正カードか?』に主題が移ってからは重苦しい雰囲気が続きます。

ヨシオの着ぐるみのように息抜きができる要素はありましたが、後半の全体的な雰囲気は重いまま。

これは遊我が不正疑惑に対して無言を貫いていることに原因があります。遊我はセブンスロード・マジシャンを手に入れた経緯は話しましたが、不正であるかどうかには触れていません。

ルークを筆頭に学人たちは遊我を信じますが、不正カードではない証拠は見つからないまま。

その状況で遊我がセブンスロード・マジシャンをドローしたら負けるのに、ロアは遊我にカードをドローさせるデッキを組んでいます。

カードを何枚もドローしなければならない遊我は焦りますが、その焦りが何なのかもはっきりとは描かれません。

12話は初めてラッシュデュエルが1話で決着がつかない回でしたが、主人公側の不正を指摘しそれが程度認められるという今までにない展開のためダレないどころか今までにない緊張感がありました。

また12話は遊我の通う学校がゴーハ第七小でタイトルがセブンズ、ゴーハ社長が介入時に使った66(過去の遊戯王TCGのアニメは6作)という単語と併せて、アニメもラッシュデュエルも今までとは違うものであるというアピールが強い回でもあります。

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