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アニメ『パリピ孔明』1~2話を振り返る【ある意味異世界転生】

ノンテロップのオープニングがYouTubeでの再生数が200万超える等、話題性と勢いのあるアニメ『パリピ孔明』。

 

三国志孔明が若返り現代の渋谷に転生、その後歌手を目指す女の子の軍師(マネージャー)になるというかなり特殊な始まりをする漫画のアニメ化で、『孔明からしょうがない』で済む説得力と、音楽面の描写の細かさが奇妙な相乗効果を生み出しています。

 

そんな独自の面白さを持つ本作について、原作とアニメの違いも含めた2話までの内容の他に、アニメ化前にあった特別PVやボイスコミック、ゲームへのコラボ参加についても書きました。

yanmaga.jp

こちらで英子役の本渡楓さんと孔明役の置鮎龍太郎さんの対談が読めます。

 

1話~2話

五丈原で死の間際だった孔明は、戦や命のやり取りのない世界に生まれ変わることを望みながら亡くなり、ハロウィン真っ最中な現代の渋谷に転生します。

 

コスプレと間違われた孔明はクラブに連れていかれ、そこで歌手を目指す月見英子の歌を聴いて感動し、その後酔いつぶれていたところを保護されたことをきっかけに、英子の夢を叶える手助けをすることにしました。

 

以上が1話の流れですが、まず原作に比べバーテンダーの存在が目立っています。

 

英子が自分の歌をだれも聞いていないと愚痴る場面で、英子を励ましていたのは原作と同じですが、孔明が英子に話しかけた後に英子の歌を聴いていた人物がいたことを指摘するエピソードが追加されていました。

 

それに英子が「うす」と返すことや、英子がライブ前にオーディションに落ちたことを知って落ち込む場面や孔明の採用が決まった後、オーナーの小林にハロウィンのときにつけていた眼帯について、夏侯惇みたいだといじられていましたがあれもアニオリです。

 

オープニングやエンディングにも少しだけ出ているので、原作より出番が増えるかもしれません。

 

原作では歌う場面でも歌詞が出ることは少ないため、楽曲を複数用意しているのも力の入ったアニオリともいえます。

 

孔明については履歴書を用意して面接を受けに行こうとすることと、その際の英子とのやり取りはカットされました。

 

バーテンダーとして働くエピソードも、英子が孔明にビールと会計は自分がやるというやり取りや、オーナーにステージを歌ってこいと言われたときに一瞬下を向くのもアニオリです。

 

また英子がハロウィン時に着ていた衣装も、原作ではバニーガールのようなレオタード風の衣装の上に和風の上着を羽織るデザインでした。

 

 

Twitterで初期デザインを見ることができます。肌の露出は抑えめになっていますが英子はこれに近い衣装を着ていました。

 

2話では1話に比べるとアレンジは少なめですが、2つ変わった点がありました。

 

オーナーが石兵八陣という単語を孔明が知らないことに感心のような反応をしますが、これは原作にはありません。

 

『石兵八陣は後世で作られた単語なので本物の孔明なら知るはずがない』ことを自称孔明(オーナーは孔明を本物だとは思っていません)が理解し、設定を遵守していることに感心するというやり取りに変えたのだと思われます。

 

もう1つは英子を当て馬にしようとしたミアで、アニメでは英子を出演させたライブでボイトレをろくにしていなかったので声が出ず、勢いで誤魔化している演出が追加され、特にミアを演じた小林ゆうさんの演技が印象に残りました。

 

 

このツイートとリプライでオープニングや2話の歌唱パートのカットを見ることができます。

 

石兵八陣≒リングワンデルング

余談ですが方向を見失ってさまよい歩くことを登山ではリングワンデルングといいます。

 

吹雪や濃霧、暗闇などが原因で方向感覚を失い、無意識のうちに同じところをぐるぐる歩き回ることを指し、登山やアウトドア用品の専門店、好日山荘の山の辞典には以下の内容が書いてありました。

 

雪上において濃いガスに包まれた状態になると、太陽光線が四方八方から乱反射され無影灯の中に立っている感覚となり、平衡感覚、方向感覚が乱れたホワイトアウト状態となる。この状態のとき、広い雪原を歩き回ると方向を見失って元の場所に戻ってしまう状態となる。

 

記録に残る石兵八陣がどのようなものかは別にして、2話で孔明はこれに近い現象をスモークや照明などを使って起こしています。

 

異世界転生作品として

死後見知らぬ場所に転生し、そこで知り合った人物を教え導く

 

ここだけを切り取ると異世界に転生する話そのものですが、パリピ孔明では他の作品にはない独自の魅力があります。

 

これは転生したのが孔明で転生先が渋谷、歌手の目指す英子の軍師(マネージャー)になったのもそうですが、あくまで評価され駆け上がるのは英子であることも無視できません。

 

2話がいい例で孔明は英子が注目されやすいよう策を講じたものの、フォロワーを増やしたのは英子自身の力。

 

孔明は英子に仕える側であり、サポートに徹するためやたらと評価される展開にはならず、違いの分かる一部の人間に絶賛される影の実力者的な立ち位置にもつきません。

 

そういった展開にむずがゆさを感じる方にも勧めやすい作品ですが、何をやっても『孔明だから』で済ませられるのが面白いところでありズルいところでもあるので、そこで合う合わないが出る作品でもあります。

 

英子の名前について

英子の名前は月見英子というのですが、これは孔明の妻であった黄月英からきていると思われます。月英は『金髪で色黒』と書かれているため、英子の金髪もこの名前が由来でしょう。

 

こう書くと『孔明が月見英子という名前に反応を示さなかったのは何故?』という疑問が浮かぶかもしれませんが、黄月英という名前は後世の創作なので反応する方が不自然といえますね。

 

また英子の三国志要素は名前くらいで、キャラクターとしての魅力はその言動にあります。

 

ただ明るいだけではなく悩んだり涙ぐむこともあり、当て馬にされたことを指摘されたときも孔明に後押ししてほしそうな態度をとることもありましたが、人のいないステージで歌うことになっても孔明を含めた周囲の助けなしでステージに立ち、観客が増えても怯えることなく素直に喜ぶ。

 

そんな姿が時おり2頭身なることも含め、安定した作画で描かれているのでアニメ化によって英子の魅力がより強調されています。

 

キャスティングについて

パリピ孔明孔明役を務める置鮎龍太郎さんは真・三国無双シリーズで司馬懿司馬師、ナレーションを務める増谷康紀さんは同シリーズでもナレーションの他、関羽魏延を演じています。

 

特別PVとボイスコミック

youtu.be

単行本2巻に合わせて公開されたPVで、こちらでは孔明役は諏訪部順一さん、英子役は⻤頭明⾥さんというキャスティング。

youtu.be

PV以外に第1話のボイスコミックも。

www.animatetimes.com

こちらで2人へのインタビューが読めます。

コラボ

コラボしているゲームは三国志大戦三國志14の2作。

youtu.be

三国志大戦では小西克幸さんがCVを担当しました。

www.gamecity.ne.jp

三國志14ではCVはありませんが専用ページが作られ、2作品のタイトルが並んだサイトの見た目が強いです。

 

ちなみにパリピ孔明は関係ありませんが、三國志14は『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とコラボ経験あり↓

パリピ孔明は初のアニメ化で虹ヶ咲は2期ですが、三国志14と関わりのある2作が同時期に放送することに不思議な縁を感じます。

 

次回はこちら↓

www.mation-anime.com