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ここからでも面白い『ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース』【1~2巻より】

サイバーパンクと強烈なニンジャの要素を掛け合わせ、独特な単語や言い回しが飛び交いつつもストーリーはシンプルなニンジャスレイヤー。

小説から始まった作品ですがコミカライズされており、今回取り上げる『ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース』もその1作で、原作の第2部に当たる内容ですがここから読んでも面白い作品です。

 

そんな本作の2巻までの内容と、ニンジャスレイヤーという作品について解説しました。

 

ニンジャスレイヤーは様々な設定や専門用語、たくさんのキャラクターが出るのですが、触れるのは本作を読むために必要と思われるものに限定しています。

 

ニンジャスレイヤーについて

ニンジャスレイヤーは小説が原作に当たり、日本語に翻訳したものがTwitterやnoteで公開されています。

 

Twitterではこんな導入から始まります↓

 

原作は現在第4部まで存在し第3部までは書籍化済みで、1部の書籍販売時にPVも作られています↓

youtu.be

 

原作者についても明かされていますがどちらも、

ブラッドレー・ボンド

1968年生まれ。ニューヨーク在住。90年代にインターネットを介してモーゼズと知り合い、共作を開始。言語学、歴史、伝統文化への造詣が深く、ニンジャ神話と北欧神話の類似点をいち早く指摘した。

フィリップ・ニンジャ・モーゼズ

1969年生まれ。ロサンゼルス近郊在住。ニンジャの脅威に警鐘を鳴らしつつ、ボンドと共に作品を執筆。コンピュータ工学を学んでいたため、サイバーパンク的な考証も担当。アップルパイが好き。

このような紹介となっており、どこまでが本当なのか分からないものとなっています。

 

noteに力の入ったページがあり、1~3部まで無料で読める他に初心者向けの案内も↓

diehardtales.com

 

noteで読めるものはTwitterに掲載された小説をまとめたもので、書籍版はイラストが付きで加筆修正されています。

 

また第4部以降については書籍化は予定されていません↓

 

本作について

既に書きましたが『ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース』は第2部『キョート殺伐都市』をコミカライズしたもの。

 

副題の『キョート・ヘル・オン・アース』も書籍版の副題の1つです↓

ニンジャスレイヤー第2部-8 キョート・ヘル・オン・アース(下)

 

作者は余湖裕輝さんと田畑由秋さんのタッグで、コミカライズとしては過去に『真マジンガーZERO』を手掛けています↓

真マジンガーZERO 1 (チャンピオンREDコミックス)

 

この2人によるコミカライズはニンジャスレイヤーの第1部『ネオサイタマ炎上』から始まっており、そちらはコンプティークコンプエースで連載しつつ、公式Twitterでも公開という形式でした。

 

公開していたアカウントはこちらですが、ツリーになっていないため漫画としては見にくい構成です↓

 

このツイートに書いてあるように本作の連載はチャンピオンREDであり、こちらで試し読みできます↓

bookwalker.jp

 

また第2部から読むことについては書籍版ですが、公式サイトでもこのように書いています↓

いきなり2部から読んでも全く問題ありません。そもそも第2部の開始時点で、第1部に出てきたニンジャほぼ全員ニンジャスレイヤーのカラテによって殺され爆発四散しているからです。

 

本編について

それでは本編はというと一般人アナカの視点から始まり、ニンジャの存在やニンジャスレイヤーの強烈なインパクトをもって描かれました。

 

独特のナレーションとアナカに視点を置くことで、設定の解説が丁寧に挟まれた内容です。

 

舞台は日本から独立したキョート共和国(リパブリック)であり、首都のガイオンは地表のアッパーガイオンはきらびやかな観光都市であるものの、地下のアンダー・ガイオンは多数の人間が虐げられる多層都市という設定。

 

序盤はアナカを中心にストーリーが進みます。アナカは偶然手に入れたフロッピーディスクの解析を探偵のガンド―に頼むと、フロッピーディスクによってIPアドレスが流出しました。

 

探偵事務所はこのフロッピーディスクを追うニンジャに襲撃されるものの、この事務所にはニンジャスレイヤーもいたため乱戦が始まります。

 

ここから一気に話が動き、ニンジャ同士の対決に話の軸が移ることで漫画としての見栄えも派手なものに。

 

探偵のガンドーもニンジャではないものの、暗黒武道ピストル・カラテの達人であり、ニンジャほど派手ではありませんが見せ場があります。

 

アナカの物語は2巻で決着が付き、ニンジャスレイヤーとガンド―が話の軸になると同時に、探偵事務所を襲撃したニンジャの所属も明らかに。

 

ニンジャはザイバツ・シャドー・ギルドの一員で、このギルドもニンジャとエジプトの要素を掛け合わせた独特の見た目をしているので強烈でした。

 

またギルドの中にはニンジャスレイヤーの宿敵ダークニンジャの姿もあり、ニンジャスレイヤーとダークニンジャの戦いは2巻の見どころの1つです。

 

2巻の終盤でギルドの目的がアンダー・ガイオンの最下層にあることが分かり、ニンジャスレイヤーが手掛かりを得るためガイオン中央拘置所に忍び込むところで2巻は終わります。

 

忍殺語

ニンジャスレイヤーには忍殺語と呼ばれる独自の単語や言い回しが出てきます。

 

それらは本作だと注釈がついていたり、言葉の前後でどんな意味合いなのか把握できるのですが、いくつか分かりずらいものがありそれらについてまとめました。

 

メンポ

面頬。ニンジャがつけるマスクや仮面のこと。顔全体を隠すものからマフラーやサングラスも含まれます。

ZBR

中毒性の強い覚せい剤

ニンポ

ニンジャスレイヤーの世界ではニンジャは架空の存在というのが一般的な認識で、架空のニンジャが使う能力のこと。ニンジャが実際に使うものはジツと呼称します。

 

ザ・ヴァーティゴ

このキャラクターのみ単語ではないものの、1話でいきなり出てくるためこのキャラクターについても触れます。

 

ザ・ヴァーティゴはニンジャの1人でありつつ、読者に対して話しかけるメタ要素を持ったキャラクターで、本作では導入役として登場します。Twitterにアカウントもありました(現在は削除済み)。

 

そのため前作や原作を知らないと、最初のザ・ヴァーティゴが登場するページは読み飛ばした方が話に入りやすいです。

 

 

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