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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の2~4話に思うこと

※辛口です。

 

現在放送中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。2~4話を見ていて疑問に思う点や引っ掛かるところが出てきたのでそれらをまとめました。特に4話について長く書いています。

 

2話

第2話 呪いのモビルスーツ

1話は導入としてよかったのですが、2話は学園や決闘の設定もよく分からないままキャラクターが増えます。

 

新しく登場したキャラクターたちはスレッタと関わることはなく、スレッタは拘束されたままミオリネの事情に巻き込まれて終わる2話でした。

 

関係性が変わらないまま設定の説明も戦闘もろくにないからテンポの悪い回とも、関係性が変わらないままキャラクターも専門用語も増えるからテンポが速い回ともいえる内容です。

 

無条件で退学だったスレッタを、決闘の結果で進退が決まるようにしたのだからスレッタにもメリットはあります。

 

ですがミオリネは父親と同じように、スレッタには相談せず自分の事情で勝手に決闘を決めました。今後の伏線かもしれませんが、ミオリネが父親と同じ行動をしているという皮肉な構図になっています。

 

アーシアンへの差別描写も出始めましたが、スレッタとミオリネのどちらとも深い繋がりのないニカ相手なので唐突さがありました。

 

査問会を形だけも開くことで大人の世界を描いているのだとしたら、その第一声が「お前は魔女か?」というのにはずれを感じます。

 

  • あの世界における魔女が特別な意味を持つのか?
  • それともデリングの言い回しが特殊なだけなのか?

 

そういったことは明らかにならず、データストームのようなアニメ本編だけでは把握できない単語も出てきます。

 

それにデリングが本人の発言通り絶対的な権力者なら、ヴィムの「決闘を無効にした」という台詞が成り立ちません。

 

加えてミオリネが抗議して決闘でスレッタの進退が決まるという流れも、散々見下していた娘の主張を受け入れたのですから違和感が生まれます。

 

この査問会ではエアリアルを解体して検証しようという話は出てきません。「あれはガンダムだ」で押し通そうとするからデリングと演出の両方とも意図が分からいまま。

 

PROLOGUEを見てないとガンダムであることがどう重要なのかよく分からないため、世界観や設定の説明としても上手く機能していません。

 

査問会はエアリアルを口実にガンダム(GUNDフォーマット)の技術を、新型ドローン技術として浸透させる伏線とは考えられます。

 

ですが説明パートにもなっていなかったため、あそこまで尺を割く必要があったのかには疑問に感じました。

 

エアリアルガンダムなのかは曖昧なまま、スレッタが決闘で勝てばスレッタの退学もエアリアルの廃棄処分も免れるというのが2話の内容です。

 

劇中の世界における常識と非常識が曖昧なまま話が進む回でした。

 

3話

第3話 グエルのプライド

3話でもエアリアルガンダムなのかは触れないまま、もう1度決闘という流れのため2話の査問会は何だったんだろうという始まり。

 

決闘が授業とは無関係なため学園という舞台を生かすどころか、何かあったらデュエルで解決する遊戯王みたいな世界観をリアル風の狭い世界でやっています。

 

この決闘も勝敗を大人の力で無効にできるのですから、それなら決闘というシステムそのものが成立するのだろうかと疑問も生まれました。

 

また決闘の最中にヴィムが「何をやっている!」とキレる理由もよく分かりません。

 

グエルが乗るダリルバルデが、意思拡張AIによって勝手に動くのはヴィムが仕組んだことなのか分からないことがその原因です。

 

仕組んだことならAI相手にキレたことになり、AIが操縦していることが予想外ならそんなAIを搭載した間抜けということになります。

 

戦闘シーンはスプリンクラーが停止したときにのエアリアルや、ビームライフルを撃たれたダリルバルデが棒立ちだったのもシュールでした。

 

1話の戦闘でも棒立ちの場面はあったので、戦闘でも動かさないところは動かさないという方針なのだと思われます。

 

4話

第4話 みえない地雷

2話も3話にもそういう部分はありましたが、4話は引っ掛かるところやや雑さが前の2話より目立つようになりました。

 

まず3話のラストでスレッタにプロポーズしたグエルですが、断られたためか取り消そうとします。

 

ここはまだいいのですがダリルは弟のラウダに、これ以上父に逆らわない方がいいと忠告され「分かってるさ」と返事をしました。

 

この描写によって3話で描いた父への反発までうやむやになってしまっています。

 

試験

センサーが使えない状態で、メインカメラのみで地雷原を超えるという訓練も話題になり、スタッフが以下のツイートをしています↓

 

この訓練ですが『センサーが使えない状態で、メインカメラと地雷のレーダーは機能して誘導に従って歩く』という想定にまず疑問を感じました。

 

ただこれは今後地上もしくはそれに近い条件で戦闘があり、ミノフスキー粒子のようなものが登場する伏線であるとは考えられます。

 

ですが『センサーが全部ダメになった状態』で、『味方の地雷を感知するレーダーは機能していて』、『味方との通信も可能でナビで地雷原を抜ける』というシチュエーションには不自然さがありました。

 

これは4話まででデモの鎮圧くらいしか歩行するモビルスーツの描写がなく、決闘では高くジャンプしたりホバー移動していたことが原因と捉えています。

 

またメインカメラが見えなくなった直後、スレッタの乗るデミトレーナーが暗闇を手探りで歩く人間のような歩き方をしていました。

 

これについてはシリアスとギャグのどちらに捉えていいのか分からず、4話を見ていて1番「え? 今のどういうこと?」という感想が出てくる場面でした。

 

またチュチュを通してアーシアンへの差別描写も出てきたものの、試験ではスレッタも嫌がらせの対象に。そのためメインカメラにスプレーをかけた2人組はただ性格が悪いキャラクターになっています。

 

試験はリトライはできるものの試験中の再点検はダメで、試験中に生徒同士で殴り合いをしても再試験で済むのですから、こちらでも頭にはてなマークが浮かびます。

 

またこの4話ではスレッタとミオリネの描写にも引っ掛かりが生まれました。

 

ミオリネ

4話では1度スレッタの『水星に学校を作りたい』という夢を、他人から与えられたものだと指摘します。

 

この夢についてスレッタが考える描写がないまま、ミオリネは試験中に泣き出したスレッタに夢を話題にして励ましました。

 

これは感動的な場面ではあるものの、ミオリネがスレッタを自分の言いなりにしているようなものです。

 

加えて理事長室を自室として使い、自分しか使わない温室も存在します。父親をダブスタクソ親父と言いながらも、そんな父親の娘である自分の立場を利用しているのがミオリネです。

 

4話で自分に興味ないと言ったエランに対してマネキンと煽ったことに加え、1話ではエアリアルを奪って勝手に決闘に使い、2話でも勝手にスレッタを決闘に巻き込みました。

 

事情や環境が原因で周囲も周囲だから中和されているものの、ネガティブな部分は回が進んでも描写され続け、それを誰にも指摘されない立場にいるのがミオリネです。

 

OPのような『いかにも訳ありなヒロイン』といった姿は、4話の時点で本編では見られません↓


www.youtube.com

 

スレッタ

スレッタはコミュ障ながらもいざというときは行動を起こし、グエルを煽るなどメンタルが強い部分がありましたがありましたがそんなスレッタの姿は4話では出てきません。

 

ゆりかごの星や祝福の歌詞に「君は強くなった」という言葉がありますが、その言葉ようなスレッタは4話では描かれません。

 

また1話ではあれだけエアリアルを家族と言っていたスレッタが、3話で負傷したエアリアルのことを4話で気にする描写がなかったため、1話のあの必死さは何だったんだろうという感想を持ちました。

 

スレッタの目的も3話で登場したやりたいことリストは4話では出てこず、4話では水星に学校を作りたいという夢が登場しやりたいことリストは出てきません。

 

この3~4話間でスレッタの目的が違うことにも違和感がありました。

 

  • 母親に言われた
  • やりたいことリストを埋めたい
  • 水星に学校を建てたい

 

4話の時点でスレッタが学園に編入生としてやって来た理由は3つありますが、この中の優先順位も曖昧なままです。

 

スレッタへの違和感としては、ゆりかごの星では水星での生活は楽しいといえるものではなかったのに、試験で追い詰められたら帰りたいと思うところにも。

 

ゆりかごの星ではスレッタはエアリアルに乗り、文句を言われながらも救助活動を行うキャラクターでした。このゆりかごの星のスレッタと4話のスレッタには激しいギャップを感じます。

 

祝福

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