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『風都探偵 The STAGE』を見ての感想など

『風都探偵 The STAGE』の感想などを書いていきます。原作1巻をベースにしつつサプライズもあり、大人やオタクを意識したドラマ面が強化された内容で、ヒーローショーとは別物な印象を受ける舞台でした。

そんな本作のついてネタバレありで触れつつ感想や解説を書いていきます。

風都探偵 The STAGE

発表があったのは2022年の9月で同年12月から翌年1月まで上演しました↓

配信もありましたがU-NEXTのみで、配信ではキャストにスポットを当てたマルチアングルと舞台全体を映した全景の2種類を選べ、初日と千秋楽(最終日)の公演を配信。

それぞれ映像特典として初日はメイキング映像、千秋楽はキャストへのインタビュー映像が特典として含まれていました。

原作1巻をベースにした2時間ほどの舞台で、ロード・ドーパントが人を食べる場面があるため原作に比べてグロテスクな面があります。

内容の大半はアニメよりも原作に近い内容だったものの、徐々に独自のアレンジが入ってくるように。

まずロード・ドーパントですが、その正体であるサブは原作では警察に引き渡されていますが、本作では見境なく人を襲うゴミとしてオーロラ・ドーパントに変身した万灯に始末されました。

このエピソードですが、原作では2巻で登場したメガネウラ・ドーパントに変身する美原が万灯に始末されたエピソードが元になっています。

加えて万灯の登場時に一緒にスクリーム・ドーパントである一葉も登場するというサプライズも。

ロード・ドーパント撃退後、ときめが鳴海探偵事務所に所属するまでのエピソードも大枠では原作通りですが、登場するドーパントなどに違いがありました。

原作ではコックローチ・ドーパントを撃退後、そのメモリを拾う流れでときめが登場しましたが、本作ではスミロドンドーパントが現れます。

このスミドロン・ドーパントのエピソードも2巻に元ネタがあり、公式がTwitterに投稿しています↓

原作ではカラカルドーパントであるためドーパントに違いはあるものの、女性がドーパントになり自力で元に戻れない点、ルナトリガーで元の姿に戻す点などで共通点があります。

原作1巻の内容は1時間半ほどで終わり、その後は本作オリジナルの要素が始まります。

それはダイジェストのような内容でしたがスクリーム・ドーパントが登場し、照井も変身するため仮面ライダーアクセルとも戦います。

サイクロンジョーカーエクストリームも少しですが登場するのでこれもサプライズといえるでしょう。

また本作の音楽を担当したのは、仮面ライダーWやアニメ版風都探偵と同じ中川幸太郎さんと鳴瀬シュウヘイさんであり、主題歌として『W-L-X ~W got Lost in Matrix~』が流れました↓

W-L-X ~W got Lost in Matrix~

この主題歌やサントラはCDでの配信はありませんが、すでに配信済みでサブスクにも対応しています。

感想

思った以上に風都探偵でした。

ロード・ドーパントの着ぐるみが新規で作られたことに加え、オーロラ・ドーパントとスクリーム・ドーパントが登場し、仮面ライダーアクセルまで出るのには驚きました。

フィリップの熱のこもった言動は新鮮でしたし、バイク(ハードボイルダー)に翔太郎が乗る場面もあり、亜樹子の突っ込みも容赦なく違和感なく楽しめる舞台です。

ただアドリブが重要ではない場面でちょくちょく挟まれ、特に刃野刑事が出ているときは多かったのでそこにはくどさを感じました。

照井の出番が原作に比べて増えていることや、万灯の登場から始まるのも本作を楽しめる要素です。

万灯役の君沢ユウキさんが仮面ライダーWで霧彦を演じていたことを踏まえると万灯から舞台が始まるというのもファンにはたまらない演出ではないでしょうか。

ある意味1番の不安要素だったときめも、あの衣装を再現しつつ原作1巻前半の得体の知れない感じが出ています。

翔太郎も亜樹子もアドリブらしき動きが多かったため、『風都探偵 The STAGE』の空気(風)を作る役どころのように感じました。

出演陣

出演陣についても何人かに触れます。

翔太郎役の和田雅成さんは足が長くすらっとしているため翔太郎のスーツ姿が似合い、それでいてリアクションは派手でアクションでも魅せつつ決めるところは決める。主役として風都探偵のそんな翔太郎をみごとに演じていました。

フィリップ役の木津つばささんは仮面ライダーに出演することに思い入れがあるようで、それが出たかのような原作やアニメ版に比べて熱いフィリップを演じています。

そのため原作やアニメ版に比べてフィリップへの印象がかなり変わりますが、そのことに違和感を感じさせません。『風都探偵 The STAGE』におけるフィリップでした。

この2人のインタビュー動画を見ることができます↓

このインタビューでは翔太郎はオファー、フィリップはオーディションであること。ビジュアル撮影で使ったベルトは仮面ライダーWの撮影で実際に使われていたものを使っていることに触れています。

亜樹子役の生駒里奈さんはハマり役といっても過言ではないくらい亜樹子役が馴染んでおり、アドリブらしき動きも含めてまさに亜樹子でした。

本人も仮面ライダーWに思い入れが強いようでインタビューでも熱く語っています↓

仮面ライダーWと同様に刃野刑事を演じたなだぎ武さんは当時を知る人間として舞台の上で自由に伸び伸びとたくさんのアドリブを混ぜつつ演じているように見えました。

本作は探偵事務所の椅子やときめが利用した噴水のような小物がいくつも登場し、プロジェクターに映った映像も演出として利用しているため、セットの準備時間を確保するためにアドリブを色々あったんじゃないかと思うほどでした。

こちらもインタビューが動画であり、仮面ライダーWの裏話も聞くことができます↓

仮面ライダーWで翔太郎とフィリップを演じた桐山漣さんと菅田将暉さんからの差し入れがあることをツイートしたことも外せません↓

上記の4人が一緒にインタビューを受ける動画もあります↓

仮面ライダーWからの出演でいうと万灯役の君沢ユウキさんもそうですが、こちらは仮面ライダーWで演じていた霧彦を意識したツイートを投稿しています↓

余談ですが蓮司役の松本寛也さんは『魔法戦隊マジレンジャー』に小津翼 (マジイエロー)役として出演しており、このマジレンジャーのプロデューサーは仮面ライダーWでプロデューサーを務めた塚田英明さんであるという繋がりもあります。

『風都探偵 The STAGEのパンフレットやブロマイドといったグッズは東映 ONLINE STOREにて2023年2月現在でも販売中です↓

本作に合わせてアニメ版風都探偵に参加したアニメーターがイラストを投稿しています↓

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