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日本のゲームソフトはアメリカだと販売価格が下がる話(59.99ドルの壁)

某新聞の某記事に日本とアメリカにおける物価の差がリストとして並べられ、その中にニンテンドースイッチもありアメリカの方が日本より3千円ほど高いことに触れていたのですが、ソフトの価格差には触れていません。

そのことがモヤっとしたので、スイッチのソフトを例に挙げて価格の差について取り上げることにしました。

前提としてアメリカではゲームソフトの大半は59.99ドルです。

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※画像は2022年1月22日のものです。

これは約6800円であり、日本で8,000円近いソフトも例外ではありません。

その分かりやすい例としてスマブラSPで、日本では7,920円なのに対しアメリカでは59.99ドルで販売。

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そのためアメリカの方が約1,000円ほど安く買えることになります。

スマブラSPではこの違いですが、ソフトによってはもっと値段の差が激しいものがあり、その一例がメガテン5です。

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日本では10,000円近い本作ですが、アメリカではこちらも59.99ドル。そのため日本より3,000円ほど安くなっていました。

この価格差はアメリカのプライスプロテクションというーカー公認の値下げシステムに原因があります。

アメリカでは小売店の力が強いため、メーカーがお店に出荷したらそれでお終いにはならず、販売不振で大量に在庫を抱えた場合、メーカーに『値下げしないなら返品する』と値下げを要求することが可能で、差額はメーカーが保証することになっています。

何故そんな制度があるかというと、アメリカではメーカーがお店に出荷しただけでは売り上げにはならず、お店で売れることで初めてメーカーの売り上げになるからだといわれています。

話をゲームソフトの値段に戻しますが59.99ドルなのは、小売り側の強さを踏まえると『59.99ドルという金額は小売り側の望む値段設定に応えたからだ』という理由が考えられます。

もちろんすべてのゲームソフトがこの値段なのではなく、任天堂のゲームでもゼノブレイド2やアストラルチェインは59.99ドルを超えていますが、全体から見ると少数派です。

jp.ign.com

この59.99ドルですが、開発費の高騰するAAAと呼ばれるゲームの製作には負担のある構造になっており、ゲーム制作のあり方について意見が出る原因にもなっていました。

この事業を始めたときから59.99ドルですが、開発コストは10倍になっています。小売価格の融通が利かずコストが大きく変動する場合、このモデルはより難しくなります。

記事にはこのようなコメントがあり、小売りの強さを表す実例ともいえます。