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舞台ウマ娘を見ての感想など

『舞台「ウマ娘 プリティーダービー」~Sprinters’ Story~』を配信で見た感想などを書いていきます。

私が舞台を見たのは中学か高校の課外授業以来なので、ずれていたり見当違いのことを書いているかもしれないことをあらかじめご了承ください。

舞台ウマ娘について

2023年の1月15~29日の間に品川プリンスホテルステラホールで行われた舞台で途中コロナによる休止があり千秋楽(最終日の公演)の配信が決まるという経緯がありました↓

主な出演者は以下の4人です。

声優陣がそのまま舞台に出演するということで話題になった舞台で、製作発表の段階から劇中の勝負服を着ていました↓

www.youtube.com

配信だと3時間ほどありましたが始まるのは30分ほど経ってからで、後ろの30分は出演者によるトークであったため舞台の上演時間は2時間に届かない程度です。

シナリオについて

アニメウマ娘の特別編や3期といった内容で、アニメからウマ娘に入った方ならすんなりと入り込め楽しめそうなシナリオでした。

アニメでいうなら1期に近く、スペシャルウィークサイレンススズカの出会いのようなダイタクヘリオスダイイチルビーの出会いから話は始まります。

この2人にケイエスミラクルヤマニンゼファーが絡んでくるのが本作の主軸ですが、ダイタクヘリオスは周囲を引っ張り話を動かすけれども、ダイイチルビーケイエスミラクルが実質的な主人公でした。

とはいえダイタクヘリオスが影が薄いかというとそんなことはなく、使命に縛られるダイイチルビーに影響を与え、それがケイエスミラクルダイイチルビーの関係にも影響していきます。

この3人に対しヤマニンゼファーが少し引いたところから関わるため、4人の中ではヤマニンゼファーの出番は少なめです。

話が終盤に差し掛かるとケイエスミラクルの脚に焦点が当たるように。

史実を元にしつつ怪我とそこからの復帰という意味でも、シナリオはアニメウマ娘の1期に近いものがありました。

この辺りの解釈は人によるでしょうが、サイレンススズカを軸にして周辺のキャラクターにもスポット当てたような内容と例えられるかもしれません。

出演者の中では礒部花凜さんと佐藤日向さんが安定しており、この2人が舞台を引っ張っているように感じました。

特に礒部花凜さんの歌唱にはインパクトがあり、「この舞台のためにキャスティングされたのでは?」と思うほど。

山根綺さんは話を動かす役なのもあってとにかく動いており、今泉りおなさんは常に一歩引いた役どころのため、この2人の距離感の差がダイイチルビーケイエスミラクルを別の面から映す役割を果たしています。

演出について

最初に実況と解説の2人(名前は設定されていません)によるウイニングライブについての説明から始まり、観客はそのままウマ娘の世界の観客として入り込める構成でした。

レースをタップダンスで表現することには最初違和感がありましたが、見ているうちにそういうものとして受け入れられます。

本作では小物はほとんどなくレースも日常も背景はモニターで表現していたので、舞台全体の広さも含めて全体的に手狭な印象は受けました。

もっと大きな会場でやる予定だったのが変更になったり、この舞台そのものが『ウマ娘の舞台』というコンテンツがやっていけるかのテストだったのかもしれません。

舞台としては登場人物に衣装が4つ(制服、ジャージ、体操服、勝負服)あり、各レースごとにつけているゼッケンも違います。

そのためウイニングライブやレースをタップダンスで表現することも含めて、舞台や出演者への感想とは別に「たくさん練習したんだろうなあ」という言葉が浮かびました。

佐藤日向さんは舞台でのこだわりについてTwitterで触れています↓

またレースもゲームとは違い当時のレースを再現したものになっているため、ゲームでは高松宮記念(1,200メートル)でしたが舞台では高松宮杯(2,000メートル)。スプリンターズステークスの開催時期も変わっています。

本作は普段舞台を見ない人を意識しており、舞台の見方について動画でも告知しています↓

劇中でもレース後にウイニングライブが始まり、そのとき観客はペンライトの明かりをつけ文字通り観客として舞台に参加することができます。

『GIRLS’ LEGEND U』、『うまぴょい伝説』、『本能スピード』などが歌われるため、観客の視点でアニメやゲームの延長のような世界がそこにはありました。

ウマ娘のライブは何度も行われておりますが、あくまでステージで歌うのみでレースをするわけではありません。

そういう意味ではレース後にライブをするというシチュエーションができたこの舞台のライブこそ、本物のウイニングライブといえるかもしれませんね。

余談

余談ですが終焉後のトークで佐藤日向さんが脚本を担当した方は舞台が好きな人物であることに触れています。

ゲームウマ娘のテイエムオペラオーのシナリオはオペラ関係の単語が大量に仕込まれており、オペラオー以外のキャラクターのシナリオでもその片鱗は現れます。

もしかしたら今回の舞台で脚本を担当した方と同一人物かもしれません。なおテイエムオペラオーシナリオでのオペラへのこだわりっぷりはこちらの記事で読むことができます↓

また公演グッズは一部通販で購入することができます↓

アニメウマ娘のキャラデザを務めた辻智子さんが千秋楽に合わせてイラスト投稿しています↓

舞台で流れた新曲『Overrunner!』のライブはアプリにも実装済みで、舞台での振付も再現されています↓


舞台のBlu-rayは8月発売予定で、本編とメイキングを収録予定。アニメイトでは舞台写真ブロマイド4枚セットが特典としてつきます↓

youtubeで数分程度のドキュメンタリー動画が見ることができるので、収録されるメイキングはこの動画の完全版という形式かもしれません↓

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